精神的外傷

トラウマってヤツですね。
ボクの最古のトラウマは百目タイタンの夢なんですけど。
今回はそこを置いてザンボット3のお話をば。
この物語については殆ど語り尽くされてる感がありますが。
とりあえず一応書いておこうかな、と。


それぞれ、相模湾東京湾諏訪湖の底から引き上げられたキング・ビアル。
愛と勇気と力とが静かに眠る海の底、ですね。
まぁ、信州諏訪湖は海じゃないですけどね。(笑)
合体までしちゃってカッコいいです。
そして、それぞれの中から出現するザンボットのメカ。
 勝平が駆るザンボバード。人型に変形した時はザンボエース。
 宇宙太が駆るザンブル。
 恵子が駆るザンベース。
3つのメカが一つになってザンボット3になるわけです。


今見ても結構メカデザインはカッコいいと思います。
なんつーか、ザンボット3自体よりも、合体前のそれぞれのメカがカッコいいのです。
というか、ここらヘンがボクがカッコいいかどうか判断する原点なのかも。


さておき、このお話のどこがトラウマかと言うと、ですね。
先ずはかの有名な「人間爆弾」を語らないわけにはいきますまい。
勝平のファン、ブスペア(酷い名前ですよね。。)の片割れ、アキ。
こいつが知らず知らずの間に改造されちゃいます。
人間爆弾に改造された人間は、背中に星型のアザが出来ます。
ジョジョみたいに小さいのじゃなく、かなりデカイです。
はるかかなたのかなたくんみたいな感じ。
で、尋ねた勝平の部屋で着替えてる*1ところでアザに気付かれます*2が、そのままドカン、と。
衝撃過ぎます。
当時の普通のアニメなら、ここは死なずになんとかなりそうなモンだったんです。
が、あっさり爆発しちゃいました。
酷い話です。
そこでこの話の残酷性、というか、当時のトミノ監督の徹底っぷりっつーか。
そういうのに恐怖を覚えて観るのをやめればいいんですけど。
まぁそうも行かずに観つづけてしまうんですよ、コレが。


で、キング・ビアルが地球を飛び立って宇宙に出てからは特攻に次ぐ特攻です。
そもそも、神一族はビアル星という、ガイゾックに滅ぼされた人々の子孫。
ですから、ご先祖様の恨みもこもってなんとかヤツ等を壊滅させたい。
で、おじいちゃんおばあちゃん初め、叔父さん叔母さんお兄ちゃん、果ては勝平の従兄弟の二人や飼い犬まで。
登場する人は敵に向ってみんな特攻です。
もうここらヘンで見てる方もその救いの無さに脱力ですよ。
で、なんとかガイゾックを殲滅して、勝平とブスペアの生き残り、ミチの二人でエンディングです。


正直、当時リアルタイムで見てた小学生は皆苦い思い出を持ってるんじゃないでしょうか?
第4次スパロボで出てきた時にはマジで震えたモンですよ。
しかも、そのスパロボの中でもきっちり人間爆弾のエピソードが入ってるゥ。
回避できるフラグが存在したので、アキを殺さない為にもの凄い苦労をしたモンです。


いやいや、話が逸れました。
というわけで、ボクにとって、オトナの悪意に晒された一番最初のトラウマはザンボット3なのです。

*1:なんで着替えてたんだっけ?

*2:しかも勝平が見てるってコトになる。。。