Cantabile

音大の生活って、なんて漫画チックなんだろうと思ってた。
どう考えても普通じゃないヤツばっかりだった。
ある意味、形から入ってセンシティヴに生きていきたいって思ってる
ヤツらばっかだったからかも知れないけれど。
どいつもこいつも言うコトやるコトに脈絡なんてちっとも無かった。
だから。
ボクにとって「のだめカンタービレ」の世界は凄く理解できる。
というか、ホントにこんな感じだった。
精神の波長やベクトルが全く異なる上に、他人に合わせるのがキライ
な人達が多くて。
ところが、一緒に音楽をやると気持ちイイやつばっかだった。
千秋がSオケを振ることになったとき。
絶望の淵で、メンバーに対して「こいつら全員のだめだ!」と思えた
時、本当に共感した。
「ああ、本当にそうだったよなぁ。」って。
理性はいつだって感性に敗北するのだ。
ならば、感性を研ぎ澄ませるしかないではないか。
そうやって生きて行きたい。