Little Stone

昔、アニソンで行こう!のコラムにも書いたけど。
ある種の美しさというのは哀しさで出来てる。
例えるとすれば。
さよならをする瞬間の涙の美しさとかだね。
その光が美しければ美しいほど。
哀しく、切ない。
そういう美しさがある。


スフィーがグエンディーナに帰還する時の光は。
そりゃあ綺麗だった。
哀しくて哀しくて、どうしようもなくて。
帰還しなきゃならないことがどうしても我慢できなくて。
本当は憎むべき対象なのかも知れないのに。
とてもとても美しかった。


いつまでもいつまでも。
ずっと時が変わらずにいればいいと。
そう願ってしまうものだけど。
けれど。
時は残酷に、優しく、平等に。
弛みなく進む。


永遠を夢見る時は。
幸せなときだけじゃあないんだよな。