Fatalist

ボクは運命論者です。
昔、ラプラスという人が
「現在宇宙に存在する全ての素粒子の位置と速度を
 計測できれば全ての未来は予測することが出来る」
とブチ上げたことがあります。
ソレはハイゼンベルク不確定性原理ってモンに拠り
敗れ去ることになりました。
素粒子の位置と速度はある一定の精密さ*1を超えて
 計測することは出来ない」
って言うやつね。
位置を計測しようとして光とかを当てると、当たった
そのエネルギーによって素粒子が加速してしまう為に
速度を計測できないってわけ。


でも、よく考えてみよう。
コレは「人間には知ることが出来ない」という理由で
否定されただけなんじゃないのかな?
ソレが存在する、という否定にはなってない。と想う。
そもそも、窺い知ることが出来ないから運命なんで。
知りたいけれど、誰かに邪魔されたような理由で知る
ことが出来ないなんて、いかにも運命っぽいじゃん。


ボク等の思考ですら、脳生理学的には電気信号による
アミノ酸の移動とかに置き換えられちゃうでしょ?
そういうミクロな視野で見れば、運命ってありうる。
そう思えてしょうがない。
勿論、知ることが出来ないものに意味が無いっていう
論理は解ってる。
でも、あるかないかっつったら在る、と。
ボクはそう想ってます。
「そなたの運命を伝えよう」
なんて言われたらブチ切れそうですが。(爆)

*1:プランク定数とかディラック定数とか言われる数値