鷺巣四郎を想い出す。

Thanatosが好きです。
ボクはこの曲があるってだけで鷺巣四郎をリスペクトします。
カラオケに行くと結構な頻度で歌ってると思う。
メロディは、EvaのReiIII(だっけ?)の焼き直し。
でも、底流としてある、Jazzyな雰囲気に打ちのめされるわけで。
映画版のEDにも使われただけあって凄くいいです。
サブタイトルの「If I can't be yours」にも惹かれる。
「もしボクがキミのモノで在れないのなら。」
村上春樹好きなら「もし僕らの言葉がウィスキーであったなら」を想い出すかも。
他人に対する依存。
ソレを「してもいい」と言ってくれてる気がして。


たとえるならば。
チャイコフスキーが、シンフォニーNo.5で「人よ、英雄たれ」と言っておきながら。
No.6の悲愴で「でも、そうじゃなくてもいいんだよ。」と言い直したように。


人間は他者に対する依存無くしては生きられない部分があると思ってて。
ボクなんかは、割と依存して貰うことに依存するタイプです。
だから、酔っ払って帰って来たりした時に。
自分がひとりじゃないって思わせて欲しくてダメになる。
脆いけど。
でも、その脆さを認めないと強くなれない。


スタート地点に立ったと思えたのなら。
人はそこから走り出すべきなんだろうな。