無駄な記憶

ボクは不揮発な領域に無駄な記憶が書かれていることが多い。
ソレが一体なんの役に立つのか、というようなコトだ。
ふとした拍子にその記憶が甦り。
居た堪れない気分になったり、ニヤついたりすることがある。
今日、風呂場で思い出したのはこんな話。


テレビで子沢山な夫婦が営む家庭の日常が描かれている。
結婚して何年になるかは不明なのだが、長男・長女はそろそろ結婚。
お母さんはやっぱりまだ孕んでる、という状態。
そこで、お母さんにインタビューが行く。
「お母さんも大変でしたよね、これだけの出産。」
「いやー、もう慣れたモンですよ。
 子供が二桁になってからは緊張もしません。」
「あはは、なるほど。慣れですか。
 しかし、ご立派です。」
「そりゃあ慣れもしますよ。
 あたし、結婚してから一度も生理ありませんから。」
という話である。
正直、凍った。
しかし、なんと成就率の高いことだろう。
彼女は、結婚してから一度も無駄にしていないのだ。
凄いよね。
上がっちゃうまで子供を産み続けて欲しい。